今のオーストラリアを知って欲しい。
オーストラリアと言うと、生卵を投げられるであるとか、白豪主義だとか…過去の事が未だに起きているかのように言われることがある、でもラリアは確実に変わってきている。
オーストラリアのアンザックデーという祝日、毎年、第一次世界大戦、第二次世界大戦を戦ったオーストラリア軍とニュージーランド軍に感謝をする日である。
アンザックデーは日本人にとっては、生卵…余り外出しない方が良い日として、語り継がれてきた。 私がラリアに嵌り始めてから、ホームステイ先で何回かアンザックデーを迎えたけれど、英会話学校ですら、「日本人は外出に気を付けるように!!」と言う指示が出る日であった。
今年のアンザックデーのブリスベンでのパレードに日の丸の国旗がパレードに加わった。凄く歴史的な事である。
何度か書いてきたが、第二次世界大戦中、オーストラリア北部の本土は日本軍からの爆撃を受け、東南アジアの戦線では、捕虜としてオーストラリア人は日本に酷い扱いを受けた…。 その遺恨は、続いていた。と言っても、オージーは親日家が多く、日本を一時的に嫌うのはアンザックデーの前後数日に限っての事だったけれどね。
オーストラリアは、日本を昔は敵だったことがあるけれど、今は味方である。 仲良しの国であると言う親日の究極的な形で、第二次世界大戦の敵国であり、本土を爆撃した日本の国旗をアンザックデーのパレードに加えてくれたのだと思う。
今は仲間…って凄く嬉しい事だって思うのだ。
そして日本のニュースにも取り上げられたと思うが、中国人、韓国人、オーストラリア人3人の慰安婦像の設置は議会の全会一致の中、否決された。 此処の地域の住民は韓国人
中国人の多い場所…流されて、票が欲しいからと言う理由で、日本なんてどうでも良いやって設置を認められてもおかしくはないと思う場所なのに…。
アメリカでは慰安婦像が立っているし、日本軍が行った中国人への記録を広めるための資料館まで出来ていると言うのに…。
オーストラリアは多民族国家、色んな国のみんなが一緒に住んでいるのだから、お互いに住みにくくなるようなことはするのは辞めましょうって過去ではなく未来に生きましょうって全会一致で否決してくれたのだ。
日本はアメリカが一番仲良しの国ってずーっと思っているし、これからも思い続けていくと思う、でもお友達の国に立ったものを考えると、本当に相思相愛なのかな???って思わないのだろうか???
私はラリアに住んでいる、でもってついこの間までアンザックデーも第二次世界大戦も、日本が敵国だったと言うことで、ややハードな思いもして来た。 でもね、ラリアは日本と仲良しになろうってしてくれているって感じる。過去を水に流して、前に進もうねって言ってくれている気がする。
生卵、白豪主義…はラリアの過去である。 実際生卵って、ジャスティンビーバーも隣人に投げたくらいだし。 生卵ってラリア名物ではないし。日本でもアイドル歌手に生卵って私が若いころに週刊誌を賑わせてきたし。
オージー英語は訛っているから聞き難い?っておっしゃる方がいるけれど、私達が話す英語も帰国子女レベルでない限り日本人訛りの英語なのだから、訛ってるとか、訛って居ないとか自体が???だし。 ラリアだって前より一杯アメリカのドラマとかが放映されるようになって居るから、前ほど訛りは強くないって思うし。
一時、ラリアに一杯の日本人観光客が来ていたけれど、近頃はめっきりである。 ラリア、確実に親日になって居るのに何故に日本人は親日国を好んで訪れないのか???
まあね、食物検疫厳しいし、田舎だから買い物って行ってもねえ、垢抜けたものは少ないけれど、大自然を満喫したい方は是非いらして欲しい。
長い時間をかけて、ようやっと心を開いてくれた国…ラリアからの日本への観光客は増えていると思うから、大事にしてほしい。