梅雨時の日本から、冬のラリアに戻って来て、寒いのが大嫌いな私は硬直中。今年のブリは去年より寒いのだ。「冬よ僕に来い。」って詩が有ったなあと思い出しつつ、「夏なら許すけど、冬なんて私に来るなー。」と思う今日この頃さ。
日本から戻って1日目は、泣きまくりだった。日本って本当に便利で、食い物は美味いし。売っている物に後光が差していたし。何故にあんなに素晴らしい国を後にして、この超不便で食い物も冴えないラリアに移住して来たんだろうってさ。夫のポンチチは、呆れてたし「もしもし、ラリアに来たがっていたのはガニコでしょうが?」ってさ。
あんまり泣き叫ぶんで夫ポンチチはたまりかねてドライブに連れ出してくれた。大自然の中を走りながらちょっとだけ気分は落ち着いたんだけど、まだ涙は止まらなかったし。
その後、帰国すぐから働くはずだった職場が、他の人に取られて働く場所もなくなっちまった事が判明…マジで私だけ日本に帰国しちまおうって考えたんだ。もうラリアは良いやーってマジで思ってたし。ポンチチは「駄目だよ。仕事はすぐに見つかるから帰っちゃあ。」って毎日説得してくれたんだけどさ。
今回、生まれて初めてこんなに酷いホームシックを患った気がするし私…。
ラリアのメインストリートに出かけるまで時間がかかったんだ。日本が恋しすぎてさ。
意を決してメインストリートに出かけた私。色んな肌の色の人が居て、色んな髪型の人が居て、冬なのにタンクトップに短パン、ビーサンの人も居れば、ダウンジャケットにブーツっていう人も居て皆それぞれ、自分が一番心地よい格好をしている人々を見て、ハッとしたんだ。そうそう私はこういうのが好きだから此処に来たんだって。足並み揃えないといけない日本の生活に疲れたんだったって。
落ち着いて考えると日本はちょっと窮屈だったし。皆、ばっちりしっかりメイクで、本当に細かった。メイクの仕方も皆同じ、服装も皆同じような服着てたっけ。ノーメイクに日本サイズだとどう考えてもLサイズ(ラリアじゃSサイズよ、しつこいけどさ!!)の私が短パンを履いて歩いてるのは、ジャスコでも浮いてる気がして、心地悪かったんだ。
某百貨店では、買いたかったビキニもサイズが無くて買えず…日本じゃあデブはビキニを着ちゃあ行けないって法律でも有るのかーーと毒づいたんだっけ。
ラリアのビーチはトドだろうが、鯨だろうが人魚だろうが着たければ肉がはみ出てようが、ビキニ着て寝そべっているし。
服にしても同じさ。両国サイズくらいでもミニスカートもスキニージーンズも売っているし、着てるのだ。自分が着たければさ。
肌も美白じゃなきゃいけないとか無いしー。黄色と叫ばれる事もあるけど、白人が憧れるのはちょっと日焼けしてダークな肌なのよ、ハリウッドのセレヴみたいにさ。
モールを歩いてて、ああー私この国、楽で好きだーって思い出したんだ。ルールが無いんだもん。ユニークなのが一番格好良いんだこの国ではさ。
自分の意志が先で、人がどう思うかなんて後なんだ。
日本で体験エステをした時の事を思い出した。私はラリア在住で、すっぴんマンだからシミも皺もある。そのシミを指差して「こんなシミ、よく放って置けますねー。老けて見られちゃいますよ。スッピンって、綺麗な肌なら良いですけど、シミの肌だとねえ、恥ずかしくありません? 駄目ですよーー他人の目も気にしないと!!」と言われて、血管ブチブチになったのだ。
私は他人の為に生きてるわけではなく、自分の為に生きてるんだし。年相応に、皺やシミがあるのは普通だし。生き物なんだもん私サイボーグじゃないんだもん。紫外線も強いんだから焼けてて普通なんだもん肌がさ。
モール闊歩しながら、日本より、もっと活き活きした精気のある顔をして歩いている皆を見て、ああ私は此処でやっぱり頑張ろうって思ったんだ。私は私で生きていけるからさ此処。シミも皺も生きてきた勲章さ。型に嵌った美しさの基準なんて面白くないしー。
でもって今年のラリアの夏、トド体型でもビキニを着て、ボディボードを楽しむ予定っす。
GC辺りで、トド体型のビキニを着た日本人を見たらそれは私です。グフッ。
今回は夫婦の写真を、私似のタスマニアンデビルとポンチチ似のウォンバットです。
タスマニアンデビルはウォンバットも食っちまうらしいです。(爆)

