「ラリア・片田舎便り」

 

片田舎便り

もう師走、今年は不完全燃焼だったなと自己反省中。 でもって片田舎の治安が近頃余り宜しくないんで、護身用にクマ撃退用の唐辛子スプレーを日本の通販で買うべき??と悩んでいる。

11月末から12月上旬はラリアでは卒業シーズンである。 日本で言う所の高校を卒業し、ヤッホー状態のラリア全土の若者が、卒業記念に大暴れするメッカが、わしの住む片田舎である。 若いときゃ二度無い訳で、それに身を任せて騒ぐのも仕方ないんだけど、それに乗っかる形で、全国の卒業生でもない御馬鹿若者連中まで集まってきちゃうんで、事情が悪化するのである。

11月末から12月上旬のスクーリーズシーズンにわしの住む片田舎への旅行は控えるべきだと総領事館の安全情報にも書かれる位なのである。

それだけでなく、近頃、コンビニ強盗も増えている。 不景気だからね日本も犯罪が増えているし此処だけじゃないんだけどさ。 でもね、ラリアで買い物する時って大体カードなのさ。コンビニでキャンディー一個買うのにもカードって言うのが普通だし。

病院も全てカードだし。 現金を持たないって言うのが普通なのよ。 そんな中、コンビニに強盗に入ったって大した現金も無いのに何で強盗に入るかが???何だけど。

どうせなら、ATMごとごっそりと持って行っちゃう様なでかいことすれば??って思うんだけどね。 店員を拳銃とかナイフで脅して数十ドル強盗する位ならさ。

この間、ポチの助手席で信号待ちをしていると、ペットボトルを持って、麦藁帽子をかぶって立っている男性が、わしらの車に駆け寄ってきた。 といきなりペットボトルの中の石鹸水?を車のガラスにかけ、フロントガラス拭きを始めた。 固まるわしら。

兎に角、車は全ロックで、辞めてくれと動作で示すわしら夫婦、が辞めない青年…。 ガラスを拭き、そのままわしらの横の車へ。 で同じことをし、その人たちからは小銭を貰っていた。

これって、タイとかマレーシアで見た光景だし。 でもやっていたのは、貧しそうな子供達で、20代の働けばバリバリ稼げそうな青年がやる事ではない訳で。

小銭稼ぎってねえ…図体でかいのに情けないしって言うか怖かったし。

わしの住む片田舎は観光地だし、海辺なんで、ある程度のリスクは仕方ないんだけどね。

近頃、マフィア絡みの事件も起きている。 マフィアはマフィア同士で堅気をが巻き込まれる事は滅多に無いし。 セコセコ強盗というより、ATMガバーッとタイプだし。 マフィアが経営者のジムに、他のマフィアが営業時間じゃない深夜に銃を撃ち込むって言う感じなんで、怖さはそんなに感じない。

ただ発砲事件が起きたという一報をニュースで聞き、それがマフィア絡みであると言う詳細が入ってくるまでは、ドキドキしちゃったりするけどさ。

今、一番怖いのは10代の若者の事件だ。 日本もそうだけど、未成年が起こす事件に対しての法律が異常に甘いからさ。 どんな事をやっても若いから判断能力が無いと許されるってことを判って13,4歳の子供が暴力事件や強盗事件を起こしてるし。

世界中、何処に行っても不景気だから、治安は悪化してると思う。 ラリアが突出して治安が悪いとは思わないし。 治安は良い方だと思う。 ただ個人旅行をする場合には、ガイドブックを鵜呑みにするのではなく、自分で空気を読まないといけないって思う。

今まで、シンガポール、NZ、ラリアと住んできた。 どの国も治安は悪くない。 シンガポールなんて日本より安全だと感じたくらいだし。

でもどの場所にも、嫌なオーラを発している場所が必ずある。 其処には決して近づかない事が大切だし。

今、南半球はベストシーズンだし。 多くの日本人観光客の皆さんに来て頂きたいと思っている。 でもってアジア人の行儀の良さを見せてあげていただきたいと…。 近頃、日本人の観光客がめっきり減って、物凄い勢いで成長した某国の観光客の振る舞いが余りにも…なんで、アジア人の評判が落ちてるし。(泣)

ただ毎年11月下旬~12月上旬は片田舎への観光は控えて頂きたいし他の地域はOKなのよ。 わしはラリア親善大使として、皆様にラリアの良さを思いっきり感じて安全に帰って貰いたいから。 垢抜けない国だけど、英語も訛っているけど、ラリアの海と山、大自然は、極貧生活してでも此処に住み続けたいと思わせてくれるからさ。

2011年も私の拙い話にお付き合い頂きありがとうございました。 今、体調不良で、後数日で日本に戻り、日本で日本の最先端医療を満喫する予定です。 2012年、ラリアに戻り次第、また感じた事、経験した事を真っ直ぐ発信して行きたいと思っています。

2012年も素晴らしい年でありますように!!宜しくお願いします。

「偽装結婚。」

 

偽装結婚。

気付けば11月、ラリアの気候は最高である。 ハロウィンの夜に小便をちびるような怖い目に遭い、体調不良も続き、夫ポチのアホぶりにそろそろ三行半をと考えていた今日、事件は起きた。

嫌なオーラを発する郵便物が…。 まさかスピード違反…と震えつつ封筒を開けるとラリアの税務署からの手紙が…ラリアの期末は6月30日である。 日本と違ってリーマンでも個人個人タックスリターンの処理をしないといけない。 自分でやってもよいし、税理士に頼んでも良い。 普通、タックスリターンの処理をすると還付金があれば2,3週間以内に口座に戻される。 だが今回ポチの還付金はホールドされている。 ラリアの所得税率って腰が抜けるほど高いんでかなりの額ホールド中。

理由はアジアの中で、オイタをするので有名なあの二ヶ国の片方の国の方々が、夫婦でもないのに、偽装で、カップルを作り上げ、妻の生活を援助したと申請し税金を誤魔化していたのをラリアの税務署が見つけたせいである。

今回、かなりのアジア人の皆さんが、同じアジアのよしみということでタックスをホールドされた。 悲しい現実なのだ。 アジアは全括りなのよ。 G8とか言っても免除は無いのよ。

それは100歩譲ってアジアンとして受け止めよう…って本当は其処でも怒るべきなんだけど、もうアジアン連帯責任には慣れてきたし。

私は来る日を前に税理士さんの指示の元、仕事関係で使ったものについて、領収書や銀行明細等をチェックして、税務署から言われたら即送れるように準備して置いたのさ。

だって早く還付金戻してもらって、定期預金にしたら金利5%なんだもん。

封筒は不穏だったけど、税務署かーはいはい税理士さんにアポ取って、送り返せば良いのよねと思った瞬間目に入った。マリッジサティフィケイト…。

わしらが、偽装結婚だと、今更、妻として永住権渡しておいて偽装結婚だと…。 所得税を納めていた時は何も言わずスルーしていたのに、扶養家族になった途端に偽装結婚ってあーた、あんまりだし。 婚姻証明書ってどうすりゃ良いのよ。 っていうか、先ず税理士さんのところに電話する。 かなりどっちらかった私。 「ああ、そこで引っ掛かりましたか…。 まあそれの手入れの為のホールドですからね。」と冷静な一言。 「総領事館に連絡すれば婚姻証明書取れるはずですよ。」と「書類が全部揃ったら全部見直して送りましょうね期限は?」

と聞かれて固まる…期限11月28日…今日11月8日…だし。

兎に角総領事館に電話すると、「戸籍謄本と証明書の依頼書、パスポートが必要です。全部揃って3営業日には婚姻証明書を発行できますよ。」とって戸籍謄本って日本で取って送って貰わなきゃ駄目じゃん???郵便で最短で7日、最悪で10日以上じゃん。

どうやって期限に間に合わすのさ。 税理士さんは税務署の判断次第で延長が認められたり認められなかったりだから、判断出来ないと言ってたし、却下されたら還付金は扶養手当分容赦なく減らされると。

税務署に電話するわし。 「ポチの妻ですが、ポチの税金がホールドされていて、婚姻証明書を提出しろって手紙が届いたんですが、私達、日本で結婚してますし。取り寄せるのに時間がかかるんです。 28日に書類を間に合わせるのは無理です。」と。

税務署の人は「ポチさんの名前とタックス番号を言ってください。」とさ。

で答えると「ポチさん、あなたの事をauthorizedしてませんから、あなたが何を言っても私は何も出来ません。」と。

「私はポチの妻です。」と言ったら、涙がドバーッと出てきてさ。 「偽装結婚じゃないです絶対に。」って言って号泣する46歳。

「オーストラリアでは妻でも何でもauthorizedされて無いと何の権限も無いんですよ。」と税務署の人。 号泣を続ける私。 「日本では妻になった時から全ての権限が私に来るんです。」と泣きじゃくる46歳。

泣き続けた結果「ポチが電話をしてきたら間違い無く12月29日まで期限を延長するから。」と。

NZに続き、ラリアでも偽装結婚疑惑って、そんなに奇異なのか11歳年上妻ってさ?????アジア人だから???日本人って若い女性好きだから???

アジアのあの二ヶ国のオイタは、全世界が止められないんで仕方ない。

アジアの国でも一線を引かせてるような外交を日本政府に願うしか出来ない迷える46歳。

還付金は何時戻ってくるんだろうか??偽装結婚で移民暮らし続けられるほど、ラリアの世間の風は甘くないし。 生活保護を受けてるんじゃないただ扶養家族手当を申請してこんな目に遭うなんて…哀しすぎる、GST,所得税、固定資産税まで納めているのに…。

ラリアで入院

 

 

ラリアで入院

カマを掘られ、公立病院の救急外来に出かけ、5時間待ちの末、診察室に入った私。 でもって診察室に入った途端、重病人扱いされて???な状態だったところまで前回書いたと思うが、その後、レントゲン、CT検査を受け、特に問題無しだったにもかかわらず、私はそのまま入院する事になった。 MRI検査を一応しないと…と救急外来の医師が判断したからだ。

ラリアの公立病院は、いつもベッドが満杯で、病気と判断されても、手術待ちの列が長く、助かる病気も順番待ちで死んでしまう…と言う様な物騒な噂が駆け回る場所である。

入院病棟をたらい回しにされて、私が落ち着くべき?である脳神経外科のベッドに辿り着いたのは翌日の朝6時頃。 救急外来をベッドで出発して、色んな科の隅に暫く置かれ、でもって1時間刻み位にベッドごと移動してたんだけどね。 それだけ場所が無い訳さ。

朝8時に朝食がやって来た。 前日の昼から飯を口にしてなかった私は舞い上がった。 が苦手なオートミールに半泣き状態に…食った事無かったんだけどオートミール、食ってみたら大嫌いだったわけで…。 これは日本の病院にようには行かないなと…。

がテーブルを見ると明日の朝御飯のリクエスト表が…朝、昼、晩。 3,4種類のメニューから好きなものを選べるのである。 さすがに和食は無かったけどさ。

朝飯を食ったら、看護士さんがやって来て、シャワータイム、バスタオルも貸してくれてさ。 新しい寝巻きまで…あらあら日本の病院よりサービス良いじゃんって話で。

で10時からはモーニングティータイム。紅茶かコーヒーとビスケットのサービスが…。聞けばアフタヌーンティー、寝る前にもティータイムがあるんだとさ。

と突然不安になる極貧移民の私…救急で入院になっちまったけど、保険会社とはまだ交渉も何もしていないし。 一体、いくらチャージされるんだろう??と。 入院は1日とか言われていたんだけど、MRI待ちも長蛇の列で、入院患者でも3日待ちは普通だと同室の皆さんから聞いたし…。

海外で入院して、凄い金額を請求されたってよく聞く話だし。

歩くのもおぼつかないんで、先ず同室の人に「入院費っていくら位ですかね?」と聞いてみた。 と「払ったこと無いよ。」との返事が…ってね病室の皆はお年寄りばかり。 お年寄りだから無料なのか???はたまた公立病院は無料なのか???余り突っ込んで聞くのもねと思い、看護士さんの所にヨロヨロと歩いて出かけ質問した。 「あの入院費って???」と。

「ガメメ、永住者?学生?観光客?どれ?」と。 「永住者です。」と答えると、「無料よ。知らなかったの?公立病院での治療は全て無料、薬も検査も、もし手術する事になっても。」と。

ああ噂は本当だったのね。 公立病院の医療費は無料って言う…と心底ホッとした。

無料だから、長い待ち時間…な訳で。 いつも満室御礼な訳で…。 待ってて死んじまうって話もあながち都市伝説ではないのかもと思ったんだけどさ。

脳神経外科の入院患者さんたちは脳腫瘍や脊髄腫瘍を持っている皆さんである。

初日、私の隣のベッドに居たおばさんは脳に腫瘍が3つもありその1つが脳幹にあるため言語障害、物忘れ、歩行障害が…彼女は2日前に救急で運ばれたらしいが、手術日が2週間後に決まったんで、手術日前日まで自宅療養ということで退院して行った。

脊髄腫瘍の患者さんもかなり大きいのが有ってそれが原因で激痛で立てなくなって、救急で運ばれてきたんだけど、ベッドを空けなきゃならないんで、術日前日まで自宅療養だと退院させられて行った。 しかも術日は未定。

私はただのMRI待ちなのに結果4泊5日も入院した。

MRI待ちの私がベッドを確保し、腫瘍が有り手術が必要な人が手術日前日まで自宅に帰される。 何かラリアでは当たり前のことなんで、誰も怒らないんだけど、日本の医療を知っている私は、納得行かなかった。

MRIなんて、外来で出来る事なのに、外来だと3ヶ月待ちになってしまうから、それが公立病院のルールだから、入院患者としてMRIを待たなければならないって事が…。

結果、私はMRIを受けられて良かったんだけど、ラリアの医療は公立で受ければ無料だし、それはそれで極貧移民にはありがたいんだけど、2つの国の医療を受けられる立場の私は、3割負担でも行列待ちのない日本の医療制度の素晴らしさを実感してしまったんだ。

「カマ掘られた!」

 

 

カマ掘られた。

現在、私は鞭打ち症で自宅療養中だ。 昨日までフィジオに立替払いで通っていたのだが、保険会社のあまりの対応の遅さに、立替払いも限界を超え、保険会社の承認が下りるまで、自分でストレッチ、ヒートバッグで自宅療養を続けないといけない状態だ。 カマを掘られたのが8月29日だったんで、ほぼ一ヶ月…私が請求しているのは、治療費のみなのに、一体、何で審査にそんなにかかるのかが不明。 多分、かたつむりが一杯働いているんだと思うし。

8月29日にカマを掘られた。 日本でも事故に遭った事のなかった私とポチ、ポチはスピード違反での罰金はこの国で何度も起こしているが、基本、安全運転である。

オージーは、行列待ちは得意だし、カスタマーサービスの態度が悪いと言って切れることも少ないが、ハンドルを握ると凶暴になる。 かなりオラオラ系の運転が多い。 法定速度で走っていてもかなり煽られるし。

自分達がどんなに気をつけていても、相手が???であれば、事故に巻き込まれるのである。

私達は信号機の無い十字路で本線に合流しようと止まっていた、といきなり物凄い音が背後からして、最初は何が起きたか判らなかった。 急いで車を降りると、向こうの運転手が駆け下りてきて「Oh, my God!! I am so sorry」ってさ。 酒臭い息がした。 ただ当て逃げされなかっただけでも良かったなと、ポチは相変わらずのすっとこどっこいなんで、車の凹みにも気付かず「ああ、大丈夫だから。」と去ろうとしてるし。

いつものように、私が怒鳴り、相手の車のナンバーを確認し、向こうが保険会社の証書番号、免許書の番号、電話番号等を素直に書いて渡してくれた。

事故ったら絶対に謝るなと、今までの同僚達から教えられていたし。 実際加害者でも謝らないのが普通だから、謝られた事が??だった。

日本だと事故ったら警察を呼ぶが基本だけど、ラリアの警察は死亡事故か車が横転でも起こして、道路を塞ぐような大事故で無い限り、出張っては来てくれない。 後は双方の保険会社の話し合いになるのだ。

ただ保険会社は、一応、警察の事故証明を取れと言うんで、ポチと警察へ…。 ただ警察も忙しいんで、ちょっとした接触事故の事故証明を書いてもらうのが、大変だった。「 エアーバッグが出ない程度の事故の事故証明は書かないよ。」と言うお巡りさんに懇願して、事故証明を書いてもらう。

ポチの自動車保険の会社に連絡する。 カマを掘られて時点で、向こうの責任だと判断した自動車保険の会社は、ポチに指定のリペア工場に車を持ち込むことを指示。

とどんどん私の首が痛くなり、頭も割れるように痛いし、でもって手まで痺れてきたし。

こりゃどうするべ??と。 日本だったら整形外科にまっすぐ突っ込む所だけど、GPに行った所で、レントゲンを撮りに別の場所に行かされるのがオチな訳で、

座っているのも大変なのに、たらい回しは無理だし。

じゃあどうしよう??と兎に角、家で寝てみようと、その間に、人身事故用の毎年車のレジスターをするのにMUSTで加入しないといけない保険会社にポチに連絡を入れてもらう。

加害者も家も人身事故用は同じ保険会社だし。 自動車保険は凄くスムースだったんで、車じゃなくて、人間用の保険なんだから、ちゃんとしているものだと思ってた。

がしかし対応は…だし。

翌日、痛みが耐えられなくなった私は、公立病院の救急外来へ突っ込み、5時間待ちの末、ようやく救急処置室に入り、そのあと首にカラーを巻かれて、自力でトイレに行くな、首を動かすな。 って言われて、即入院だった。 5時間、椅子に座って処置室入りを待っていたのに、入った途端、脊髄損傷があるかもしれない、とか言われて大騒ぎされても?????な訳で。 私が待合室で待っている間、酔っ払いが喧嘩して、しかもタトゥガンガンで、べろべろに酔っ払って勝手に喧嘩した奴らなのに、怪我の見た目が派手なんで即処置室に消えるのを見て、ああ地味だとだめなんだなあってため息つきながら、痛みと戦っている自分が哀しかった。

私は善良な市民で、かたやタダの酔っ払いであるしかも喧嘩ってねえ…。

人身事故用の保険会社、私入院までしたのに、一体何を調査しているのかわからないんだけど、一ヶ月ずっと調査中だと言い張っている。

幸い、公立病院での処置、検査、入院費は、永住権保持者は無料なので問題なかったんだけど。

心底、日本だったらなあ、保険会社の事故対応も早いだろうし。 病院の救急外来で5時間待ちって有り得ないだろうし…ああ老後はやっぱり日本かなあって突然ホームシックにかかっちゃったし。

このだだっ広い国に日本の6分の1くらいしか人口が居ないから、何でも後手後手なんだろうか?? ラリアでは何でも我慢比べ、声を上げて大騒ぎするか、流血戦に持っていかないと優先順位は、保険も病院もどんどん下がっていくのである。 沈黙は死なりだし。

今回は入院までしたので、次回は入院話を書こうと思う。 海外暮らし、事故に遭うこともあれば、入院することだって有り得る訳で、経験してみないと学べないし。

今回も良い勉強をしたなと思ってる。 ただ、人の怪我が車の修理より遅い国ってねえ…論外だとは思うけどさ。

「45歳の学生生活はじまる。」

 

 

45歳の学生生活はじまる。

待ちに待った学生生活がスタートした途端、Anatomyとりんごの皮も剥けない不器用な私が歯型彫刻と頭も手先もボロボロ状態。 後悔の嵐の中に居るし…。 あと1年と11ヶ月ーーーと自分に言い聞かせる毎日さ。

 結局、近場の私立校に入学した私、私立って学費が高いんでサービスも良いのかなあと思っていたんだけど、私達一期生、で学校は見切り発車しちまったらしく、技術実習用の機械が動かなかったり、各自のラボコート、歯科技工用器具等、入学時に絶対必要な物も、学校曰く何かの手違いで、あと6週間手元に来るのにかかるらしい…。

技術実習が始まってるのに、器具が無いってねえ…日本じゃ吃驚のことだろうけど、ラリアじゃ仕方の無い事なのさー。 でもって学校に図書館が無い。 普通学校に専門書が置いてある図書館があって、其処で本を借りてアサインメントに使ったりするのにね。

どうやってアサインメントをやるのか??と担任に聞いたところ、近くに有る大学の図書館で本を貸してもらいなさいと…。

私達の払っている高い学費は何に消えたの???と思う日々が続いている。

 クラスメートはオージー2名、コロンビアン1名、韓国人1名、イラン人1名、日本人2名。 イラン人と私が著しくクラスの平均年齢を上げている。私達、打っても響きにくい40代後半組なのである。

 日本人のクラスメートは永住権を目指している、そのクラスメートに「ガニコ、授業の英語凄くよく判ってるよね。」といきなり言われて固まる。

 正直に言うが、私は授業の英語の理解度は6-8割である。 彼女にその旨を話すと「嘘、何でグループ討議とか、先生に指されると答えられるの?」と。

私の英語は、触って触って何でしょね?ゲームレベルだし。 前後の話で判らない単語の意味を導き出しているだけなのだ。 授業中、綴りも判らない語彙を辞書で検索する時間は無いし。 担任が「○○について、どう思うガメメ?」と言ってきて、○○って単語が判らなかったら「うーん、難しいわね。 先生、一個例を下さい?」って返すのだ。

で例を一個貰えば、前後の話の意味から○○って単語の意味は、感で探り出せるし。

グループ討議もそうだし。 開口一番、オージーの生徒に向かって「あなたの意見は?」と振ればいい。 その意見が例なのだ。其処から単語の意味を導き出せばいい。

日本人は意見を聞かれるのが、あまり得意ではないがオージーは子供の頃から、自分の意見を言う教育を受けているから、発言好きだし。 第一言語が英語だから、私にとっては聞きやすい英語なのだ。 最悪、第一言語が英語の生徒が居ない場合は、母国語の発祥がラテン語の国の生徒に振ればいい。

 母国語の発祥がラテン語の国の生徒は語源が英語と一緒だから、単語数が半端無く多いし。

 それでも単語の意味が???だったら、ネイティブに聞けばよいのだ。 「ねえ、○○の意味って??」ってさ。 だって彼らは歩いてる辞書なんだもん。

 今回のように、第一期生と言う事で、授業用のテキストも出来上がってないクラスに参加するには、今まで生きてきた知恵を使うしかないのだ。 テキストが前もってあれば、真面目な生徒である私は、必ず予習をしてクラスに臨むので、判らない単語は事前に調べておけるし。

ここら辺、グループ討議になりそうだなと山を張って、意見をまとめておく事も出来るんだけど…。

 夫ポンチチに触って触って何でしょね?スキルを話すと、「もっと本を読んだり、新聞読んだりして語彙を増やせば良いでしょ!!」と怒られるのだが、残念ながら新単語覚えて3歩で忘れてしまう鳥頭の持ち主なんでねえ。

大体、世間話をするのに、難しい単語なんて使わないし。 凄く学の有る同僚に囲まれる職場では起こり得るのかも知れないけど、私の生きてたDAクラスの職場だと、私がHoweverと職場のミーティングで使ったら、気取りすぎだと突っ込みを受けた苦い経験も有るし。

 そりゃ語彙が多いに越した事は無いんだけど、語彙が少ないって事で専門課程に入って、パニックになったり、寡黙になる前に、周りの使い方を覚えるのも大切だと思うんだ。

はてさて、この程度の英語レベルで医療系のディプロマまで辿り着けるかどうかは、これから私が証明してみるんだけど…。 ラリアのTAFEはカナダで言うコミュニティカレッジに値するんで、どうなるんだろうね私…。 老いた脳と不器用な手先を抱えてさ。

まあ1年11ヵ月後の満面の笑みを信じて走るしかないんだけどさ。

 

 

 

ラリア寒い…。

 

ラリア寒い…。

ラリアは今、冬…。今年の冬の冷え込みはかなりのもんである。 毎回、片田舎の冬は寒い寒いと愚痴ってきたが、ぶっちゃけ最低気温10度を下回る日は少なかった。

が今年は10度を下回る日が続出中…。

ラリアには原発はないんで、電気料金は高いし。 我が家には電気ストーブが有ったことに気付いたんだけど、気付かなかった振りをして、ジャージ上下の上に、袖付き毛布を着込んで、湯たんぽ抱えて冬を乗り切っている。

夏の糞暑さはショッピングセンターに行けば、エアコンがガンガンに効いているし、我が家の作り自体、暑い気候の事だけ考えて設計して有るんで、窓を開ければ、家中、縦横無尽に風が吹き抜けるような家なので救い様が有る。

がラリアのショッピングセンターに暖房は存在しない…。 って我が州だけなのかもしれないけど、冬、ショッピングセンターの中でも寒いし…。 家は冬仕様に建てられてないんで隙間風が多くスゲエ寒いし。

昼間の気温は20度以上に上がるんで、オージー達は、冬なのにタンクトップやサマードレス…短パンにTシャツだったりする。 体感温度がわしらとは大きく違うみたいだし。

脂肪のせい??って思うんだけど、ラリアでスキニーと呼ばれていい気になった結果、完全にラリアサイズになった私の体型…脂肪はオージーとそう変わらない気がするんだけどさ。

着込むしかないラリアの冬…下半身ジャージだけじゃ寒いし。 ジャージの下に履く、らくだの股引きが今一番欲しいものである。 私が子供の頃、冬って毛糸のパンツとズボンの下には股引きを履かせてもらった記憶が…。 日本だって着込む冬が普通だったし、昭和40年代…。

平成23年のラリアで日本の昭和の遺物を懐かしむなんてねえ…それだけラリアって遅れてるんだと思うし。

寒いのが嫌いって言うのも、片田舎に住んでいる理由なんだけど、っていうかラリアに移住した理由の一つなんだけど、近頃、冬寒いんで、思いっきり裏切られた感が…。

地球全体が異常気象で天変地異が起きてるんだから、寒いくらいで毒を吐いちゃいけないって思うんだけど、無事に暮らしている事が素晴らしいって思わなきゃいけないんだろうけどね。

袖付き毛布を着込みながら、来週の入学オリエンテーションを前に、ああ英語大嫌い…。凄い嫌い、吐きそうに嫌いと英語嫌い病再発中。

観てるのは、日本のアニメ、ワンピース…英語のサブタイトル付き…。

夫ポンチチに、「嫌いって言っても、此処に住んでるんだから、英語放棄は認められないんだよ。」と注意を受ける。 発音も、ウェブサイトで確認できるから勉強しなさいだとさ。

確かにね、一生英語と連れ添っていくのよね…今は倦怠期みたいなものよ。

英語嫌いの発作って、英語を勉強している時には一度も襲ってこなかったんだけどねえ。

冬の寒さに負けて、モチベーション駄々すべり…ああ常夏に引っ越したい…。

寒いと何もかも放り出したくなるから、温暖なラリアに来たのに、異常気象で、人生放り投げそうで怖いし…。

来週学生デビュー…7月開講って普通7月1日って思うんだけど、此処はラリア、7月中旬に開講だし。 楽しい学生生活をレポートしたいもんだと思ってるし。

大丈夫か?? 私?? 英語力に大きな不安が…。

「お久しぶりです。」

 

 

お久し振りです。

暫く井戸の底に沈んでいました。(苦笑)

理由は、移住後の計画が甘かったから…。 おいおい移住して何年経つんだと突っ込まれそうなんだけど、本当の意味で気付くのに何年もかかってしまったのだから仕方無いし。

前にも書いたが、ラリアに移住して私がやろうと思っていた仕事は、留学カウンセラー、日本人留学生がほぼ絶滅種になったのを知ったのはラリア移住後…。 リサーチが足りなかった。

でラリアで何とか食べていく為、デンタルアシスタントの資格を取り、滅菌テクニシャンの資格を取った。 どちらもCertificate3である。これでメインインカムを取っている夫ポンチチとラリア暮らしをしていけない事は無い。

でも夫ポンチチとの年俸の差は開いていくばかりである。

私は一生サブインカム…良いのよセミリタイア状態で…と思おうとしていた。

そこで降って湧いた義実家との闘争。 義父母は日本、私と夫はラリア…完全に安全地帯に身を置いていたと思っていたのにさ。 爆撃を受けて、ふと思った。

世界の何処にも安全地帯など無いのだと、そしてまた結婚生活も日々戦いなのだと…。

だとしたら、私、大人しい感じでサブインカムで満足してて良いのだろうか??

生まれつきの負けず嫌いの性格を封じ込めておいて良いのか??

永住したからって移民だからって、アシスタントで良いのかこれから先ずっと??

と??だらけになりながら、昨年、歯科技工士コースを受験し、見事不合格だった。

歯科技工士コースは定員が少なく、受験生が多い。 でもって永住権にも繋がるので、留学生にも人気のコースなのである。 何故ってラリアには技術者が少ないからさ。

技術試験が有って、ワイヤーベンディングやワックスボックス作りが有るんだけど、歯科用のプライヤーを歯科医に手渡した事は有るけど、実際握った事のない私にとって、でもって、りんごの皮すら満足に剥けない不器用な私にとってとても高いハードルなのだ技術試験。

夫と自分の夢を天秤にかけ、迷わず夢を選び、暫く技術試験を攻略すべく、技工士さんに指導を受けるために、夫をラリアに置き去りにし、技術大国日本に戻り、数年ぶりに、日本の花粉の洗礼を受け、顔が真っ赤に腫れあがり、喉の粘膜まで腫れあがり、一歩間違えればアナフィラキシーショックになっちゃいそうな状態で、家に引き篭もって、ワイヤーを曲げ続けていた4月。

そして5月に入試を受け、人生で一番の大勝負と言える倍率に挑み、結果、合格した。

45歳でも出来るんだなあと、ポンコツでも努力で何とかなるんだなあと思った訳で。

7月から45歳の新入生になるし。 今回はDiplomaなんで2年間、アサインメントとアセスメントに溺れる事になった…耐えられるかどうかは不明、だけど英語が第二言語だからって言い訳してても、メインインカムをはれる様になれないわけで、折角、人種差別は有っても、年齢差別、性差別の少ないラリアに移住して来たんだから、後悔の無い移民生活を送りたいわけで…。

つくづく思うんだけど、日本でリーマンをやっていた事に後悔…。 移民になるなら、技術大国の日本の看板を最大限に利用できる技術職に就いていたら良かったのにねえ…。

英語の勉強はじめたの32歳の時からで…海外就職デビュー38歳って遅咲き過ぎるから、婆過ぎて潰しが利かないわけで…。 でもって永住権取ってからの計画も杜撰過ぎたし。

でも遅咲きでも杜撰でも、7月から狂い咲きするんで私。

ただ其処に住みたいって理由でラリアに来たんだけど、人間、欲張りだから住んでるだけじゃ満足できないんだよね。 まあ金持ちだったら違うのかもしれないけど…。

やっぱりやりがいの有る仕事と日本で稼いでいたときと同等の年俸が取れる可能性を追いかけたくなるし。

日本って国をでたいと思っている人は、英語力もだけど、何か技術を持って出たとしたら、潰しのきかないリーマン出身の私よりはるかに生き易いかも…です。

永住権を持っていると「良いですね。」って時々言われます…ラリアに居られる事は幸せだけど、生き抜いていくのは厳しいです。 何度も何度も凹んで折れて、でもそれを乗り越えて、

どんな面構えの婆さんになるのか…ちょっと不安です。

PS 置き去りにされた夫、ポンチチは私の夢を最大限応援してくれるそうなので、夫婦仲は良好です。(笑)

No worries Mate!!

東日本大震災で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。

本日、爺婆が日本に飛び立って行った。 不謹慎だと思われるかもしれない、でも、もう少し爺婆を手元に置きたかった。 まだ日本は混乱しているから…でも爺婆は「日本で死にたい。」と言った。 爺婆は新単語を2個覚えて帰って行ったfloodとearthquakeだ。

まだ3月だと言うのに、ラリアの洪水サイクロン、クライストチャーチの地震、エジプトを発端に、周辺国が騒がしい、そして日本の未曾有の大災害。 今年はどんな年になるんだろう?

と、未来が不安になる。 でも、日本はきっと大丈夫、絶対に大丈夫だと思う。

世界が日本に注目している、絶対に立ち上がるだろうと、さてどう立ち上がるのか日本?と。 そして日本は想像以上の復活を遂げるそう信じている。

節水、節電が叫ばれる中、私は私のラリア貧乏生活を紹介したい。

電源をコンセントから外すと言うのは当たり前で、 家中の電化製品の時計は合っていた為しがない。

真夏、我が家にエアコンは付いているが、壊れている。家の窓とドアを全て開け放ち、外からの風が家中を回るようにしている。

シャワーは勿論、水シャワー、お湯シャワーを浴びたら、暑くて汗がでて、何度浴びてもさっぱりしないし。 水シャワー後のひんやり感で、ベッドへ直行。

勿論、シャワーは5分以内。シャワー室に居る時間が5分では無く、水を流している時間だけど、これは1年中てっぱんで基本。

トイレの大は即行流すが、小は夏場3回に一回流している。(ニオイが気になるからね…仕方なし)、冬場にいたっては、小は5回以上に一回が基本である。 水が貴重だし水道代が高いからラリア…。

真冬は、兎に角、着込む…ランニングからスタートして、Tシャツ、で長袖Tシャツ、ジャージ重ね着、靴下は勿論2足重ね履き、で毛布みたいなスリッパを履き、肩からひざ掛け、ひざにもひざ掛け、それでも我慢できない時は湯たんぽを抱っこして歩いている。

寝る時は、5分お湯シャワー、最後の1分首の後ろに集中的に浴びる。 必殺仕事人が針を刺しちゃうあたりに、で湯たんぽを予め布団の中に埋め込んで有るてベッドへ。

暖房器具は我が家に湯たんぽしかない。 気まぐれな暖房器具として猫が居るが、本猫の気持ち次第なので余り役立たず。 スゲエ寒い夜は、紅茶に生姜をすって入れて飲み寝る。週に一度位は赤ワインで暖を取って寝ることも有るけどさ。

真冬でもラリアのショッピングセンターに暖房を感じた事はない…だから何処へ行くにもだるまのようになって出掛けるのが常で有る。

食料品にいたっては、賞味期限切れのものも、臭いを嗅いで異常無しであれば食べる。特に調味料等は、1年前に期限切れでも腹を壊す事無く食えるし。 以前、豆腐が腐ったら酸っぱくなると言う事を知らずに食し、腹を壊した事が有るが何事も学習である。

野菜も、八百屋のような所で、傷ものを積極的に買う。 傷がついてるだけで、キロ1ドル違う事も有るわけで。

ラリアは、洪水の影響で傷物野菜や、果物が多い。 傷物バナナでも、今までキロ1ドルだったのが9ドルな訳で、洪水、サイクロンダブルパンチ後バナナを食べていない。

電気は常に、夜一つの部屋しかつけない。 其処に集まっていれば良い訳で、って夫ポンチチと猫だけなんだけどね。 爺婆が居る時も、そんな感じだった。 そうすると自然と何か会話するし。

ラリアの店は閉まるのが早い。 大体5時が目安である…。コンビニは有るが、日本のように魅力的な品揃えではないし。 ラリア人、早寝早起きなのだ。娯楽が日本のようにないからかもしれないけど…。

これが移住後の私の毎日の暮らしである。 ラリアにはじめて留学した時、シャワー5分と言われて、のけぞったが、慣れれば平気だし、コツを掴めば5分なんて余裕で切れるのである。

水も電気も高いから、貧乏だから、身につけるしかないスキルなのだ。 日常になれば、不便だとは思わない。 日本の一時帰国から戻ると・・・・な気分になるのは事実だけど、これが貧乏移民のラリア生活。多分、ラリア全土で5分シャワーはてっぱんだろうけど。

私はラリアに居る、日本の復興を祈る事しか出来ない。 祈るしか出来ない人間が、こんな原稿を書いて良いのだろうか?と悩んだが、でも私の日常が少しでも節電、節水の役に立ったら良いなと思って書いてみた。

被災地の皆さん、頑張りすぎは厳禁です。 日本人は真面目すぎます。 たまったら吐き出して…馬鹿ヤロー!!って言うのが、心苦しかったら、FUCK!! と叫んでみてください。

世界が日本を見守っています。 No worries Mate!! 日本は必ず立ち上がります。(涙&祈)

英語が出来て良かった。

 

ってタイトルを見ると、エーッもろに英会話スクールの宣伝??と思われるかもしれないが、英語が出来て良かったと滅多に思わないというか、下手に英語に手を出したばかりに、今の極貧暮らし??と、たまに英語を呪ったりしてるんだけど、今回だけは出来て良かったと思ったし。

理由はショッピング中に、家の婆が倒れたのだ。 本当に何の前触れも無く意識を失った。倒れた婆を見て私はなすすべなかったんだけど…一応ファーストエイドもCPRの資格も持ってるんだけど、実母が、しかもいつもぴんぴんしている実母が外国で目の前で意識不明って状態は、私自身の意識も失いそうだったし。 親切なオージー達に助けられ、救急車を呼んでもらい、救急病院へ。

救急車の中で、救急隊員が矢継ぎ早に質問してきた。 既往症は? 今までこういう経験は? 家系に心臓病や高血圧の人は居る? 今、飲んでいる薬は? 薬にアレルギーは?

婆は意識を回復していたけど、英語は出来ない、でもって日本でも救急車に乗った事無いのに、ラリアで救急車に乗っている自分にかなりショック状態だし。

婆と今一緒に暮らしていないので、今飲んでいる薬なんて知らないし。 婆に質問しながら、英語で答えていく。

そしてERへ突入、ERのチェックインも勿論英語、自分がERにお世話になった時は、自分で答えれば良いんで楽だったんだけど、動揺している婆から、情報を引き出して、看護師に伝えるのはやや骨が折れるし…。 しかも医療用語は日常会話と違うし。 というか縁が無いし…今回のERかなり深刻な状態だし。

ラリアの病院では移民社会なので通訳をつけることが出来る、でもそれは前もって予約した時であり、救急では無理な訳で…、

婆の病歴は、英語で全部言えるのだけど、看護師が聞く病名がお初な物が多くて???状態…。 「その病気ってどんな症状なの?」 「その病気って体のどの部分で起きるの?」とか質問し、自分なりに連想ゲームしながら答えていくしかない訳で…。

婆の症状で疑われたのは脳、脳梗塞か脳出血…心電図にすぐ繋がれたんだけど心電図に異常がなかったから。

脳の異常??そんな説明英語で受けて、私はどのくらい理解できるか???私まで緊張したし。

医師も看護師も私が理解するまで説明してくれた。 というか私が判るまで喰らいついたんだけど。 当日は脳のCTを診て、異常無しだったので帰宅を許された。

ただもう一度この症状が出たら二度目は危険だから即行ERに戻ってくるように言われたんだけど、あと脳のMRIとEEG(脳波)のオーダーをGP(一般医)経由で入れるように指示された。

婆とERに突っ込んで、自分が英語が出来て、本当に良かったと思った。 出来なければ、婆が倒れた状況も説明できず、今の状況も判らず、親子で遭難してただろうし。

医療英語には閉口したけど、でも症状や起きる場所等を聞けば想像はできる訳で。

婆は、倒れたとき助けてくれたオージー、救急車を待つ間、通り過ぎる全ての白人達が「何か助けはいらないか? 大丈夫か?」と声を掛けてくれたこと。 救急隊員のオージーが日本語を少しだけ話せ、自己紹介を日本語でしてくれて、リラックスできるようにしてくれた事、ERの看護師も医師も本当に優しく彼女に接してくれた事でラリアが大好きになった。

倒れた場所がラリアで良かったと今では言っている。 人の優しさが有る国だからと…。

で娘が英語が話せて本当に心強かったとも…。

私の英語は御馬鹿英語である、でも英語が出来て良かったと思った、婆の危機を救えたし。

医療英語に関しては、まだまだ問題山積みだし。 日常会話もカタカナ英語をそのまま言って通じない事も多々有るけどさ。

婆はその後、脳のMRIと脳波検査も行い異常なしとの結果がでて今は元気にラリアを楽しんでいる。 GP(一般医)が、「どんな元気な人間も倒れるときは倒れるし。 明日の事は誰にも判らない。 折角ラリアに居るんだから、リラックスして人生を楽しみなさいよ。」と言ってくれたから。

婆は私がこの国を何故目指したのか判った気がすると言ってくれている。

私はそれがとても嬉しい…今回の婆の事件で、私もまたラリアに恋した。 いつまでも惚れ続けさせてくれるラリア、文句タラタラだけど、私にとっては大好きな国だ。

ハーグ条約

ハーグ条約

日本は遂に日米間の関係建て直しのために、ハーグ条約加盟に向けて本格的に動き出したらしい。

これは、国際結婚をし、子供を授かり、そして結果、離婚した日本人にとっては大きな問題で有る。

ハーグ条約について長々書くのは辞めるが、興味の有る方や国際結婚を考えている人がいたら必ず調べて欲しいと思う。

日本がハーグ条約に非加盟のために、加盟国の裁判結果、国外に子供を連れ出せず、ましてや、アメリカの州からも出ることが許されず、自由を失っている日本人とその子供が何人も居る。

そして、日本がハーグ条約に非加盟なので、子供を連れて、夫の国から日本に逃げ帰って、加盟国では誘拐犯扱いをされている日本人が何人も居る。

国が違えば、法律も変わる。 人間の価値観も常識も全く変わるのだ。 日本は昔に比べて在住する外国人が増えているとは思うが、やはり多民族国家から見れば単一民族国家な訳で、色々な国の国民性に触れる機会は圧倒的に少ないと思う。

昨年末、我が家に緑の紙が舞い踊った時、私は無職で暇だった事もあり、ラリアでの離婚について調べてみた。 私達は日本人夫婦なのだが、住んでる場所がラリアなんで、若しかしてラリアの法律にのっとった離婚になるのか??と思ったからなのだけど…。

我が家の緑の紙が舞い踊った理由は、義父母の狼藉が原因だったのだけど、もし夫ポンチチの離婚が原因だったら??と調べてみて私は固まった。

日本だったらさ、夫が浮気して離婚する場合って、夫と相手の女性に慰謝料を請求したり出来ちゃったりして妻の立場って強いのよね。

でもラリアだと、浮気した時点で、もうその夫婦はハイそれまでよ。 ってな感じで双方の努力が足りなかった…浮気両成敗状態になって慰謝料なんて請求できないのさ。

共同で作った財産はお互いに分け合うんだけど、でも不貞好意に対してのお咎めは無いらしいのよ…。 私がネットでお勉強した範囲ではなんだけど…。

夫のポンチチが浮気した場合は、日本で裁いてもらわないとなあって思ったんだけど私…。

あと此処では夫婦が別の寝室というのも大問題らしい…、マリッジカウンセリングに値するんだとさ。 日本ではさ、母親が子供と寝て、父親は一人で寝るとか、別に大騒ぎにならないじゃん?? こっちでは、寝室別って、離婚への序章とみなされるんだとさ。

私の真偽がやや不安なネット情報と、国際結婚後離婚したカップルにとっては大きな問題になる日本のハーグ条約加盟とごちゃまぜのおかしな文になってしまったんだけど。

でも日本人の常識が世界基準ではないのは事実なのよ。

日本がハーグ条約に加盟してないおかげで、日本に逃げ帰り、守られて暮らしている親子にとっては、加盟は大問題で、

日本がハーグ条約に加盟してないおかげで、他国に缶詰になってしまっている親子にとっては朗報になるかもしれない、日本のハーグ条約加盟…。

でも今回も日本政府の意志というより、アメリカに媚びる為に、何の罪もない人達の人生が変わってしまうのが、私個人としては、虚しい気がする。

そして海外に住んでいる日本人として、日本の政府と住んでいる国の関係によって、私達の人生も翻弄される可能性が有るわけで、そう思うと、他国に媚びる為の外交なんてして欲しくないと切に願っている。

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